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医療ビッグデータ/RWDは医療にイノベーションを起こせるか? ~医薬品の開発、販売活動に向けた解析例とその限界・課題に挑戦する~
2018/04/18  10:30 ~ 11:15

東京大学大学院薬学系研究科 
ファーマコビジネス·イノベーション教室
特任准教授 清水 央子 氏

 
概要

我が国では国民皆保険制度の下レセプト情報を中心に「ビッグデータ」、「リアルワールドデータ」の集積が進んでいる一方、カルテなど診療記録は、数十施設単位で集積されたデータベースが散在している状況である。すなわち個々のデータベースは情報の粒度やカバレッジが限定的であるため、各種のリサーチクエスチョンに対して回答を導き出すためには、さまざまな情報と統合するモデリングやデータサイエンスが鍵となる。
本講演では、RWDの現状を解説した上で、医薬品の開発、販売活動に向けた解析例とその限界や課題について考察する

プロフィール

東京工業大学大学院で統計学修士を取得後、マッキンゼー・アンド・カンパニーにて経営戦略コンサルタントとしてキャリアをスタート。
その後渡米しアメリカ(カリフォルニア)にて日米間のコンサルティングや起業を通じ“ビジネス”を体感。
2000年医療機器のエドワーズライフサイエンス㈱に入社し、医療の世界に飛び込む。その後IMSを経て、2007年グラクソ・スミスクライン㈱に入社。当時まだ黎明期だった各種民間医療データベースを活用した治療や薬剤使用実態の分析、疫学研究および医薬品市場の分析チームをリードし、同社におけるデータを戦略的に活用した医薬品の開発、販売活動を推進。
2014年東京医科歯科大学大学院にて医療情報データベースの比較研究で博士(医学)号を取得。
2015年5月より現職にて、医療ビッグデータやRWDの利活用についての研究と教育に携わる。